4月の入学式、入社式などと新たな生活が始まるシーズンも過ぎ、少し落ち着いてくると方々で囁かれ始めるのが「五月病」。なんとなくやる気がおきない、疲れやすい、食欲がない、などの症状が一般的に知られています。では、この「五月病」とは、一体どんな病気なのでしょう。
元々は、大学受験を終え、無事に入学を果たした大学生がそれまでの緊張やプレッシャーから解かれて、急にやる気がなくなったり、虚無感に襲われたりすることを指すようですが、現代では大学生のみならず、社会人もこの病に悩まされるケースが多くなってきているようです。しかも、派遣社員の場合は職場が色々と変わる可能性が高いため、5月に限定せず年中この症状には気をつけなければならないかもしれません。
では、「五月病」をどのように克服するか?という問題です。そもそも「五月病」の原因は、新しい生活へのストレスだといわれています。緊張感があった4月も過ぎ、なんだか思い描いていた生活と違ったと考え始める時期なのでしょう。
ストレス解消には、まずは心と体に休息を与えることが必要です。また、ストレスホルモンが分泌される時に消耗されるビタミンCやビタミンB群をしっかり補強し、ストレッチや深呼吸などで体をリラックスさせることが有効とされています。
しかし、「五月病」といってナーバスになるよりは、これを機会に、なぜストレスが溜まっているのか自分を冷静に見つめなおしてみてはどうでしょうか。リラックスしようと焦るよりはずっと有効なストレス解消法かもしれません。でも、それでも気が晴れないと悩むようなら、まわりに相談してみるという方法を忘 れないで下さいね。