2025年3月7日働き方の選択
派遣と期間工って何が違うの?
「派遣と期間工って何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?どちらも契約社員として働く形態ですが、雇用の仕組みや待遇など大きな違いがあります。
本記事では、派遣と期間工の違いをわかりやすく解説します。自分に合った働き方を見つけるための参考にしてください!
1. 派遣(派遣社員)
雇用主:派遣会社(人材派遣会社)
勤務先:派遣先の企業
雇用形態:有期雇用(契約更新制)
特徴:
・派遣会社に雇われているため、給与は派遣会社から支払われる。
・派遣法により3年ルールがある(同じ職場での派遣は最長3年まで)。
・福利厚生は派遣会社の規定による(派遣先の正社員と同じ待遇ではない)。
・職種が多岐にわたり、オフィスワークから工場勤務までさまざま。
2. 期間工(期間従業員)
雇用主:勤務先の企業(トヨタ、日産、スバルなどの自動車メーカーが代表的)
勤務先:直接雇用のため、自社工場で働く
雇用形態:有期雇用(3か月~2年11か月の契約が一般的)
特徴:
・メーカーと直接雇用の契約を結ぶ。
・正社員登用の可能性がある(実際に期間工から正社員になる例も多い)。
・給与や待遇が比較的良い(寮費無料、満了金・入社祝い金などの特典がある場合が多い)。
・主に製造業の工場勤務(肉体労働が多く、夜勤などもある)。
派遣と期間工の主な違い
項目 | 派遣 | 期間工 |
雇用主 | 派遣会社 | メーカー (直接雇用) |
給与の支払元 | 派遣会社 | メーカー |
雇用期間 | 派遣先により最長3年 | 最長2年11か月 |
正社員登用 | 少なめ(紹介予定派遣を除く) | 比較的多い |
福利厚生 | 派遣会社の規定に従う | メーカーの規定 (寮付きや手当が充実) |
業務内容 | 事務、コールセンター、工場など多岐にわたる | 主に自動車や製造業の工場勤務 |
派遣のメリット・デメリット
メリット
・色々な職種や企業で働ける
・働き方の自由度が高い
・事務や軽作業など、未経験OKの求人が多い。
・派遣会社のサポートが受けられる。
・派遣会社に登録しておけば、契約期間が終了しても次の仕事を紹介してもらいやすい。
デメリット
・派遣会社や企業先によってボーナスや昇給が異なる。
・企業の都合で契約更新されない可能性がある。
期間工のメリット・デメリット
メリット
・月収30万円以上も可能。
・3か月、6か月などの契約満了ごとに「満了金」が支給される。
・正社員登用のチャンスがある。
・寮付きの求人が多く、生活費を抑えられる。
デメリット
・立ち仕事やライン作業が中心で、体力がないと続けるのが大変。
・契約満了後は仕事を探す必要がある。
・同じ作業を繰り返す単調な作業が多い。
どちらが向いている?
派遣が向いている人
✔ 育児や副業との両立がしやすく、自分のライフスタイルに合わせて仕事を選びたい。
✔ IT、翻訳、デザインなどの専門スキルや医療事務、CADオペレーターなどの資格を活かしたい。
✔ さまざまな職場で経験を積みたい。
✔ 身体的に負担の少ない仕事がよい。
期間工が向いている人
✔ 体力に自信があり、しっかり稼ぎたい。
✔ 将来、メーカーの正社員を目指したい。
✔ 寮完備で住み込みで働きたい。
まとめ
正社員登用という安定性や寮費無料・生活コストを抑えるなどの待遇を考えると「期間工」がおすすめ。
職種の幅や柔軟性を考えると「派遣」(事務系の仕事も選べる)。
どちらも契約社員なので、長期的なキャリアプランを考えて選ぶことが重要となります。
どちらを選ぶかは事前にしっかりと仕事内容を確認し、自分の働き方やライフスタイルに合わせて決めるのが大切です!
【期間工に興味ある方】
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【派遣に興味ある方】