2025年2月28日モノづくりニッポン

空飛ぶクルマが登場!もうすぐ、大阪・関西万博!

いよいよEXPO 2025 大阪・関西万博(正式には「2025年日本国際博覧会」)が開催されます。
期間は4月13日から10月13日までの184日間、会場は大阪市の夢洲(ゆめしま)です。

世界中からたくさんの人やモノが集まるイベントで、地球規模の課題に取り組むために世界各地から英知が集まる場です。
パビリオンでは製品や文化、技術などの紹介が展示され、世界中から訪れる人々に未来のビジョンが示されます。

大阪・関西万博は161の国・地域や9つの国際機関とさまざまな企業・団体が参加を予定しています。

◇「万博」とは
「万国博覧会」の略で、正式には「Expo」とも呼ばれる国際的な展示会のことです。
世界中で開催されるこのイベントは参加国の最新技術や文化を広く紹介し、交流を促進する場として重要な役割を果たしています。

最初に開催されたのは1851年のロンドン万博。
その後、定期的に世界各地で開催されており、数年に一度の頻度で行われることが一般的です。テーマごとに展示内容や参加国が異なり、その時代の先端技術や文化的な潮流が反映されます。

日本での開催は2005年の愛・地球博(愛知県)から20年ぶり、大阪では1970年の大阪万博に続いて二度目となります。

◇大阪・関西万博のテーマ
「いのち輝く未来社会のデザイン Designing Future Society for Our Lives」
テクノロジー、環境、持続可能性などの分野で世界中から革新的なアイデアと技術を集め、未来に向けた課題解決のための議論が行われます。

◇万博と自動車業界
大阪・関西万博ではさまざまな業界が注目されており、その中でも自動車業界は特に注目されています。
自動車業界は未来の技術革新や環境への配慮を反映する重要な分野であり、万博では新たな自動車技術やモビリティの未来像が展示される予定です。

1. 電気自動車(EV)・自動運転技術
会場ではデモンストレーションや、これらを支えるインフラの展示が行われます。特に環境負荷の低減や交通効率の向上が注目され、未来の都市におけるモビリティのあり方を示す場となるでしょう。

2. スマートシティとの連携
交通システムの効率化、環境への配慮、安全性向上のための技術が展示される予定です。自動車と街のインフラが連携する未来の都市像が示され、交通のデジタル化やAIによる最適化が進められるでしょう。

3. 未来の車のデザイン
新しい車のデザインや素材の使用についても関心が高まっています。
軽量化や空気抵抗の低減を目的とした新素材や革新的な外観デザインが紹介され、これからの自動車の美的・機能的進化が注目されるでしょう。
また、エネルギー効率の高い移動手段の普及促進が話題となるでしょう。

なんだかワクワクしますね!
具体的にどのような取り組みが行われるのか見てみましょう。

◇スマートモビリティ万博 Smart Mobility Expo
カーボンニュートラルが実現された未来社会の姿を描き出します。
レベル4※相当の自動運転及び走行中給電といった新技術を融合させたEVバス、次世代モビリティとしての空飛ぶクルマ、未来社会の実証実験の場としてロボットエクスペリエンスを体験できます。
※レベル4とは、一定の区域や自動車専用道路など走行する場所や走行速度、天候など一定の条件がそろった際にドライバーを必要としない無人走行を可能とするもの。

1.空飛ぶクルマ/空の移動革命?!次世代の空の移動手段
会場内北西部に位置する「モビリティエクスペリエンス」では会場内ポート運営協賛者のオリックス株式会社がEXPO Vertiport(会場内ポート)の準備を進めています。会場内ポートと会場外ポートをつなぐ2地点間運航等の実現を目指し準備中。

2.EVバス/走りながら自動給電するバス
来場者移動EVバスは最新鋭のEV(電気)バスです。
約100台のEVバスに実際に乗ることができ、万博会場内外のルート走行を体感できます。加えて、レベル4の自動運転や走行中給電等の新技術も融合させ、他では見られない大規模な実証を行います。

公式HPより https://www.expo2025.or.jp/

空飛ぶクルマやEVバスが実際どのように動くのか、ぜひ会場へ行って見てみたいですね!


最後に地元、大阪・関西のユニークな展示や出店をご紹介しましょう!

◇よしもと waraii myraii館
笑いとエンターテイメントを通じてSDGsの先にある真の「いのち輝く未来」を探求するユニークなパビリオンです。
コンセプトは笑いの新しい可能性を拡げること。
言葉や文化を超えて世界の子どもたちが笑顔でつながることができる楽しい展示やコンテンツを展開していきます。
笑いがいかにして人々を結びつけポジティブな影響を社会に与えるかを体感できます。

◇くら寿司
未来社会ショーケース事業の一環として「未来の食」を体験できる施設を展開。
くら寿司史上最大規模の338席(6人席:54BOX、カウンター席:14席)と135メートルの回転レーン!
「回転ベルトは、世界を一つに。」をコンセプトに「スシテナブル(寿司+サステナブル)」をテーマとし、万博開催期間中の2025年4月13日から10月13日まで営業予定です。
回転寿司は1970年の大阪万博で注目を集めたことをきっかけに国内に広がったと言われており、今後さらに全世界へ広がることが期待されています。