期間工募集・期間従業員募集は求人サイトや求人情報誌などでもよく見かける表現ですが、「期間従業員(期間工)」とはどんな働き方なのか?アルバイト・契約社員とは違うのか?わかっているようで実は良くわかってなかったりする、「期間従業員(期間工)」という働き方についてご説明します。期間従業員(期間工)とはその名の通り、就業開始時にあらかじめ期間を決めて働く工場スタッフのことを指します。その働く期間は勤務先にもよりますが、3年未満(2年11ヶ月)というところが一般的です。
求人募集時には「期間従業員(期間工)」と呼ばれることが多いですが、就業後の勤務先企業(契約社員などの直接雇用の場合の雇用主や、派遣先企業)の中では「契約社員」「アルバイト」「派遣社員」などと呼ばれることも多いようです。かつては「季節工」などとも呼ばれていたこともあります。1980年代に季節によって忙しさの差が大きい農家の人々が出稼ぎとして行うことが多かったため、季節工と呼ばれていました。ライン作業の仕事は「ライン工」と呼ばれる場合もあります。様々な呼び方はありますが、有期契約で非正規雇用の工場スタッフのことを総称して、理解すると良いでしょう。
雇用契約の結び方について大きく分けると、メーカー・工場がスタッフと雇用契約を締結する「直接雇用」と、派遣会社を経由して派遣スタッフとして仕事に就く「間接雇用(派遣契約)」の2つのパターンがあります。いずれのパターンにおいても就業開始時は非正規雇用(契約社員・アルバイト)からスタートする場合が多いですが、勤務先によっては「正社員登用」を積極的に行っている企業・工場も多いので、しっかりと頑張ることで今後のキャリアチェンジにもつなげていくことができます。